「浅羽町の塩は甘味があっておいしいんだぞ!」と、海岸近くに住む漁師さんが孫に自慢した。 
「えっ、浅羽の海でお塩を作れるの?」と、その孫は聞いた。
「それじゃあ、作ってみる?」と、そのはなしを聞いた役場職員は言ってしまった・・
そうして、浅羽の塩づくり計画は始まりました。
それから5年。毎年1度だけ夏になると行なわれている天然塩づくりです。

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大きな熊手のようなもので塩田を作る(砂の表面積を増やすためです)
A
塩田に汲み上げた海水を2・3回まく。(あまり捲き過ぎると砂が乾かないんです)
B
乾燥して固くなった砂をすくい取る。(表面だけそっとね)
C
海水の混じった砂をタルに集める(タルの下部には網が張ってあります)
D
その上に海水をかける。(砂から塩を洗い流すためですね)
E
海水より濃い塩水が取れます。(だいたい3倍くらい、9〜10%)
F
大鍋で煮詰めること約4時間、塩の結晶が現れます。(結晶が見え始めるとあとは急速に白くなります。よそ見してると硬く固まってしまいます)
G
漁師さん特製、わらで作った円錐形の筒でにがりを取り除きます。(この天然にがりで豆腐づくりにチャレンジしようと思っています)
H
できあがった天然の塩です。(少々黄ばんでいるのは汚れのせいではなくて海水の栄養分です(たぶん)。漂白する方法はまだ知りませんトホホ)


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